機種変更で使わなくなったスマホを売りたい。
スマホは、ほかの品物と違い、個人の情報、アカウント、通信会社との契約など、売る前に確認しておかないとトラブルになることが多い品物です。
この記事では、スマホを売る時の注意点を7つ紹介し、トラブルを防ぐためのポイントを説明します。
筆者は古物商許可を取り、古着を中心に古物の売買を日常的に行っています。スマホの操作の手順はOSのバージョンで変わるため、この記事では考え方を中心に説明します。実際の手順は、Apple、Google、端末メーカー、通信会社の公式の案内で確認してください。内容は2026年10月15日時点で確認しています。
- スマホを売る時の注意点は、①初期化、②アカウントのサインアウト、③ネットワーク利用制限、④分割払いの残り、⑤SIMロック、⑥付属品と状態、⑦本人確認と売り先の7つ
- 分割払いが残っていて支払いが止まると、ネットワーク利用制限(いわゆる赤ロム)がかかり、売ったあとにトラブルになることがある。売る前に支払い状況と利用制限を確認する
- アカウントのサインアウトをせずに初期化すると、次の人が使えず買取を断られることがある。フリマで売るときは、初期化と利用制限の状況を正確に書く
注意点1・2:初期化とアカウントのサインアウト
- バックアップを取ってから初期化する
- iPhoneは「探す」をオフにする
- Androidはアカウントを削除する
バックアップを取ってから初期化する
スマホには、写真、連絡先、メッセージ、アプリのアカウント、支払いの情報などが入っています。
売る前に、必要なデータのバックアップを取り、そのあと初期化して、個人の情報を消します。
初期化を忘れると、次に使う人に情報が見られるおそれがあります。
iPhoneは「探す」をオフにする
iPhoneは、「探す」がオンのまま初期化すると、アクティベーションロック(元の持ち主のアカウントでないと使えない状態)が残ります。
この状態では、次の人が使えないため、買取を断られることがあります。
初期化の前に、「探す」をオフにし、Appleのアカウントからサインアウトします。手順の考え方は、iPhoneを売る前にやることの記事で詳しく説明しています。
Androidはアカウントを削除する
Androidのスマホも、アカウントを削除せずに初期化すると、盗難対策の機能が働き、次の人が使えないことがあります。
初期化の前に、設定から、登録しているアカウントを削除します。
注意点3・4:ネットワーク利用制限と分割払いの残り
- 利用制限がかかると通信できない
- 分割払いの残りに注意する
- 売る前に利用制限の状況を確認する
利用制限がかかると通信できない
通信会社は、代金が支払われていない端末や、盗まれた端末などに、ネットワーク利用制限をかけることがあります。
利用制限がかかると、その端末では、通信会社の回線を使った通話やデータ通信ができなくなります。
利用制限がかかった端末は、いわゆる「赤ロム」と呼ばれ、中古の市場では価値が大きく下がります。仕組みと確認のしかたは、赤ロムとはの記事で説明しています。
分割払いの残りに注意する
スマホを分割払いで買った場合、支払いがまだ残っていることがあります。
支払いが残っている状態で売り、その後の支払いが止まると、利用制限がかかって、買った人がスマホを使えなくなることがあります。
この場合、買取店から減額や返金を求められるなど、トラブルになることがあります。分割払いの残りは、売る前に確認し、必要に応じて支払いを済ませておきます。
売る前に利用制限の状況を確認する
利用制限の状況は、各通信会社のサイトで、端末の識別番号(IMEI)を入力して確認できます。
IMEIは、スマホの設定画面や、箱のラベルで確認できます。
確認の結果を、買取店に伝えたり、フリマの説明文に書いたりすると、トラブルを防げます。
注意点5・6:SIMロックと、付属品・状態
- SIMロックの有無を確認する
- 箱と付属品をそろえる
- 画面割れやバッテリーの状態を伝える
SIMロックの有無を確認する
SIMロックとは、特定の通信会社のSIMカードでしか使えないように、端末に設定された制限のことです。
最近の端末はSIMロックがかかっていないものが多いですが、古い端末にはかかっていることがあります。
SIMロックがかかっていると、使える人が限られるため、評価が下がることがあります。必要に応じて、通信会社の手続きで解除しておきます。
箱と付属品をそろえる
スマホの箱、充電ケーブル、説明書などの付属品がそろっていると、評価が上がることがあります。
箱には、端末の識別番号などが書かれたラベルが貼られていることもあります。
画面割れやバッテリーの状態を伝える
画面の割れや傷、ボタンの不具合、カメラの不具合、バッテリーの劣化などは、査定で確認されます。
自分で分かっている不具合は、査定のときに伝えます。画面割れや水没したスマホの扱いは、壊れたスマホは売れるかの記事で説明しています。
査定に出すときは、スマホケースと保護フィルムを外しておくと、画面や本体の状態を確認してもらいやすくなります。保護フィルムの下の傷が査定で見つかることもあるので、外したときに自分でも確認しておきます。
フリマで売るときは、写真と説明文で状態を正確に伝えないと、届いたあとにトラブルになります。
注意点7:本人確認と売り先の選び方
- 古物の買取では本人確認が必要
- データ消去の対応を確認する
- フリマでは状況を正確に書く
古物の買取では本人確認が必要
スマホを買取店に売るときは、古物の買取として本人確認が必要です。
運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を用意します。
18歳未満の場合は、保護者の同意が必要な店が多いです。使える書類は、買取の本人確認の記事で確認できます。
データ消去の対応を確認する
買取店の中には、買い取ったスマホのデータを専用のソフトで消去し、消去の証明を出してくれるところもあります。
自分で初期化したうえで、こうした対応がある店を選ぶと、さらに安心です。売り先ごとの違いは、スマホを売るならどこの記事で比べています。
フリマでは状況を正確に書く
フリマアプリでスマホを売るときは、初期化済みであること、利用制限の状況、SIMロックの有無、状態、付属品を、説明文に正確に書きます。
スマホは高額で、トラブルになりやすい品物なので、心配な場合は、買取店に売るほうが安心です。手取りとリスクの比べ方は、メルカリと買取の比較の記事で説明しています。
少しでも高く売りたいときは、売る時期や付属品の準備も大切です。考え方は、スマホを高く売る方法の記事にまとめています。
スマホを売る時の注意点7つ
| 注意点 | 確認すること |
|---|---|
| 1 初期化 | バックアップ後に初期化 |
| 2 アカウントのサインアウト | iPhoneは「探す」オフ、Androidはアカウント削除 |
| 3 ネットワーク利用制限 | 通信会社のサイトでIMEIを確認 |
| 4 分割払いの残り | 支払い状況を確認 |
| 5 SIMロック | 有無を確認、必要なら解除 |
| 6 付属品と状態 | 箱・ケーブル・画面割れ・バッテリー |
| 7 本人確認と売り先 | 本人確認書類・データ消去の対応 |
ユイ分割払いがまだ残っているスマホも売れますか?
ケイ売れることはあるけど、支払いが止まるとネットワーク利用制限がかかって、トラブルになることがあるんだ。売る前に支払い状況を確認して、利用制限の状況も調べておこう。
ユイ利用制限の状況はどう調べますか?
ケイ通信会社のサイトで、端末の識別番号(IMEI)を入力すると確認できるよ。IMEIは設定画面や箱のラベルで分かるんだ。
よくある質問
スマホを売る前にやることは何ですか?
バックアップ、アカウントのサインアウト、初期化、SIMとSDカードの取り出し、利用制限と分割払いの確認です。
赤ロムとは何ですか?
ネットワーク利用制限がかかり、通信会社の回線で通信ができなくなった端末のことです。
分割払いが残っているスマホは売れますか?
売れることはありますが、支払いが止まると利用制限がかかり、トラブルになることがあります。
査定のときにスマホケースや保護フィルムは外したほうがいいですか?
外しておくと、画面や本体の状態を確認してもらいやすくなります。
SIMロックがかかっている端末も売れますが、評価が下がることがあります。
IMEIはどこで確認できますか?
スマホの設定画面や、箱のラベルで確認できます。
スマホを売るのに本人確認は必要ですか?
買取店に売る場合は必要です。
まとめ:次の一手
スマホを売る時の注意点は、初期化、アカウントのサインアウト、ネットワーク利用制限、分割払いの残り、SIMロック、付属品と状態、本人確認と売り先の7つです。分割払いの残りや利用制限は、売ったあとのトラブルの原因になるので、事前に確認します。
アカウントのサインアウトをせずに初期化すると買取を断られることがあり、フリマで売るときは状況を正確に書きます。
次の一手は、スマホのIMEIを確認し、通信会社のサイトで利用制限の状況を調べることです。
初期化の手順は、スマホを売る前の初期化の記事で詳しく説明しています。
