使わなくなった品物を売るとき、メルカリなどのフリマアプリで売るか、買取店に売るか、迷う人は多いはずです。
メルカリのほうが高く売れると聞くけれど、手間がかかりそう。買取店は楽だけれど、安く買いたたかれそう。どちらにも、よいところと気をつけたいところがあります。
この記事では、メルカリと買取どっちがいいかを、手取り、手間と時間、トラブルのリスク、品物ごとの向き不向きで比較し、使い分けの判断の手順をまとめます。
筆者は古物商許可を取り、古着の仕入れと販売を日常的に行い、フリマアプリへの出品もしています。売る側と買う側の両方の立場から書きます。手数料などの条件は、2026年10月15日時点のメルカリの公式ヘルプで確認しています。
- メルカリは自分で値段を決められ、手取りが高くなりやすい一方、撮影・出品・梱包・発送の手間と、販売手数料・送料、トラブルのリスクがある
- 買取は手取りが低めになりやすいが、手間が小さく、すぐに現金化でき、トラブルが少ない。大量の品物や、高額品、値段が低い品物は買取が向いていることが多い
- 判断の手順は、①売り切れ価格を調べる、②手数料と送料を引いた手取りを計算する、③買取の査定額と比べる、④差額が手間に見合うかで決める
手取りの違い
- メルカリ:販売価格−手数料−送料
- 買取:査定額がそのまま手取りになりやすい
- 安い品物ほどメルカリの手取りは残りにくい
メルカリ:販売価格−手数料−送料
メルカリでは、自分で値段を決めて売れるので、買取店より高い値段で売れることがあります。
ただし、手取りは、販売価格から販売手数料と送料を引いた金額です。販売手数料は販売価格の10%です(2026年10月時点の公式ヘルプ。キャンペーンなどの例外あり)。
売上金を銀行口座に振り込むときに、振込の手数料がかかる場合もあります。
買取:査定額がそのまま手取りになりやすい
買取店では、査定額が、そのまま手取りになることが多いです(送料無料の条件などは確認が必要)。
買取価格は、店の費用と利益を引いた金額なので、メルカリの販売価格よりは低くなりやすいです。
安い品物ほどメルカリの手取りは残りにくい
メルカリでは、送料は品物の大きさで決まり、販売価格が安くても、送料は同じだけかかります。
そのため、数百円の品物をメルカリで売ると、手数料と送料を引いて、手元にほとんど残らないことがあります。
安い品物ほど、買取との手取りの差は小さくなり、手間を考えると買取のほうが得になることがあります。
計算の例を挙げます。売り切れの価格が3,000円の服をメルカリで売ると、販売手数料は300円です。送料を仮に700円とすると、手取りは2,000円になります。同じ服の買取の金額が800円なら、差額は1,200円です。この1,200円が、撮影、出品、梱包、発送、やりとりの手間に見合うかで考えます。
手間と時間の違い
- メルカリ:撮影・出品・梱包・発送
- 買取:持ち込みか箱詰めだけ
- メルカリは売れるまでの時間が読めない
メルカリ:撮影・出品・梱包・発送
メルカリで売るには、写真を撮り、説明文を書き、値段を決めて出品し、売れたら梱包して発送する必要があります。
購入者からの質問や、値下げの相談への対応もあります。
慣れていても、1点に数十分かかることがあります。写真の撮り方は、メルカリの服の写真の記事で説明しています。
買取:持ち込みか箱詰めだけ
買取店なら、店頭に持ち込むか、宅配買取で箱に詰めて送るだけです。
量が多くても、手間はあまり変わりません。
店頭なら、査定員と話しながら評価の理由を聞けるので、相場の感覚をつかむのにも役立ちます。
メルカリは売れるまでの時間が読めない
メルカリでは、出品してもすぐに売れるとは限らず、売れるまでの時間が読めません。
その間、品物を手元に置いておく必要があります。
買取店なら、その日のうちか、数日から1週間ほどで現金化できます。
トラブルのリスクと、品物ごとの向き不向き
- メルカリは購入者とのトラブルのリスク
- 高額品・大量の品物は買取が向く
- 人気で送りやすい品物はメルカリが向く
メルカリは購入者とのトラブルのリスク
メルカリでは、「写真と違う」「壊れていた」「偽物ではないか」など、購入者とのトラブルが起きることがあります。
トラブルの対応は、自分で行う必要があります。
メルカリでは、偽ブランド品のほか、正規品と確証のない品物の出品も禁止されています。本物かどうか自分で確かめられないブランド品は、メルカリでは売りにくい品物です。買取店での扱いは、ブランド品の偽物の買取の記事で説明しています。
買取店に売る場合は、売ったあとのトラブルはほとんどありません。
高額品・大量の品物は買取が向く
ブランド品や時計などの高額品は、メルカリでは偽物を疑われたり、返品を求められたりするリスクが高くなります。
大量の品物は、1点ずつ出品する手間が大きくなります。
こうした品物は、買取店に売るほうが、安全で効率的なことが多いです。
ブランド品や貴金属を手放すときに、質屋と比べる人もいます。質屋は、品物を預けてお金を借りる「質入れ」ができる店で、期限までに利息を付けて返せば品物が戻ります。手放すと決めているなら、質屋の買取や買取店と比べ、手元に残したい気持ちがあるなら質入れも選択肢になります。
人気で送りやすい品物はメルカリが向く
人気のブランドの服、限定品、人気の本や漫画のセットなど、需要があり、薄くて送りやすい品物は、メルカリで高く売れやすいです。
自分で状態を説明でき、送料が安く済む品物は、メルカリに向いています。
品物ごとの目安は、次のとおりです。人気のトレーディングカードは、1枚ずつ相場を調べてメルカリで売る人も多い一方、量が多いならトレカの宅配買取の記事のような買取が楽です。フィギュアは箱の有無で評価が変わり、iPhoneは初期化と利用制限の説明が必要です。売る前の準備は、iPhoneを売る前にやることの記事で説明しています。
使い分けの判断の手順
- 売り切れ価格を調べ、手取りを計算する
- 買取の査定額と比べる
- 差額が手間に見合うかで決める
売り切れ価格を調べ、手取りを計算する
まず、メルカリで同じ品物の「売り切れ」の価格を調べます。
その価格から、販売手数料と送料を引いて、メルカリで売った場合の手取りを計算します。
買取の査定額と比べる
次に、買取店の買取価格表や査定で、買取の金額を確認します。
メルカリの手取りと、買取の金額を並べて比べます。
差額が手間に見合うかで決める
最後に、その差額が、メルカリで売る手間と時間、トラブルのリスクに見合うかで決めます。
差額が大きければメルカリ、小さければ買取、という考え方です。
服や本を、高く売れそうなものはメルカリ、それ以外は買取にまとめる、と組み合わせて使うのもおすすめです。
メルカリと買取の比較
| 項目 | メルカリ | 買取 |
|---|---|---|
| 値段 | 自分で決める | 店が決める |
| 手取り | 販売価格−手数料−送料 | 査定額がそのまま(条件を確認) |
| 手間 | 撮影・出品・梱包・発送・対応 | 持ち込みか箱詰めのみ |
| 現金化 | 売れてから | その日〜1週間程度 |
| トラブル | 購入者とのトラブルのリスク | ほとんどない |
| 向いている品物 | 人気で送りやすい品物 | 高額品・大量の品物・安い品物 |
ユイメルカリと買取、結局どっちがいいんですか?
ケイ品物によって変わるんだ。人気で送りやすい品物はメルカリ、高額品や大量の品物、安い品物は買取が向いていることが多いよ。
ユイどうやって決めればいいですか?
ケイメルカリの売り切れ価格から手数料と送料を引いた手取りと、買取の金額を比べて、差額が手間に見合うかで決めるといいよ。
よくある質問
メルカリと買取、どちらが高く売れますか?
販売価格はメルカリのほうが高くなりやすいですが、手数料と送料を引いた手取りで比べてください。
メルカリの手数料はいくらですか?
販売価格の10%です(2026年10月時点の公式ヘルプ)。
質屋とメルカリはどちらがいいですか?
手放すと決めているなら、メルカリの手取りと質屋・買取店の金額を比べます。
手元に残したい気持ちがあるなら、期限までに返せば品物が戻る質入れも選択肢です。
メルカリと買取、品物ごとにどう分ければいいですか?
人気で送りやすい品物はメルカリ、高額品、大量の品物、値段が低い品物は買取が向いていることが多いです。
本物か確かめられないブランド品は、メルカリでは売りにくい品物です。
メルカリでトラブルになることはありますか?
「写真と違う」「壊れていた」などの購入者とのトラブルが起きることがあります。
両方を使い分けてもいいですか?
使い分けがおすすめです。
高く売れそうな品物はメルカリ、それ以外は買取にまとめます。
まとめ:次の一手
メルカリは自分で値段を決められて手取りが高くなりやすい一方、手間と手数料・送料、トラブルのリスクがあります。買取は手取りが低めになりやすいものの、手間が小さく、すぐに現金化でき、トラブルが少ない方法です。
判断の手順は、売り切れ価格を調べ、手取りを計算し、買取の金額と比べ、差額が手間に見合うかで決めることです。品物ごとに使い分けるのがおすすめです。
次の一手は、売りたい品物を3点選び、メルカリの売り切れ価格と買取の金額を比べてみることです。
メルカリで服を売るコツは、メルカリで服を売るコツの記事で確認してください。
