メルカリで服を出品するとき、写真をどう撮ればいいのか迷う人は多いはずです。
服は手に取って確かめられない分、写真が売れるかどうかを大きく左右します。
この記事では、メルカリの服の写真の撮り方を、光、背景、置き方、構図、撮る順番に分けて説明します。特別な道具は使わず、スマホだけでできる方法です。
筆者は古物商許可を取り、古着の仕入れと販売を日常的に行い、フリマアプリやネットショップへの出品も毎日のようにしています。その中で、反応が変わった撮り方を書きます。内容は2026年10月15日時点で確認しています。
- 服の写真は、昼間の自然光が入る窓際で、無地の背景の上に平らに置くか、ハンガーにかけて撮る。照明の黄色い光やフラッシュは、色が変わるので避ける
- 撮る順番は、①全体(1枚目)②後ろ③タグ④素材表示⑤生地のアップ⑥傷や汚れ。写真は最大20枚まで載せられるので、服なら8〜10枚前後で必要な情報をそろえる
- 1枚目は、しわを伸ばした全体写真を、正方形の枠いっぱいに。一覧で小さく表示されても、何の服か・どんな色かが一目で分かることが大事
光と背景で写真の印象が決まる
- 昼間の窓際の自然光で撮る
- 無地の明るい背景を使う
- 照明の黄色い光とフラッシュは避ける
昼間の窓際の自然光で撮る
服の写真は、昼間、窓から自然光が入る場所で撮るのが基本です。
自然光は色を正しく写しやすく、服の素材感も伝わりやすくなります。
直射日光が強すぎると影が濃く出るので、レースのカーテン越しの柔らかい光が理想です。曇りの日の明るさも、服の撮影には向いています。
無地の明るい背景を使う
背景は、白やグレーなどの無地を選びます。
柄のある床や、生活感のある部屋が写り込むと、服より背景に目が行ってしまいます。
白い模造紙や、無地のシーツ、壁の白い部分を使うと、手軽にすっきりした背景が作れます。
黒や紺などの濃い色の服は、暗い背景だと服と背景の境目が分からなくなります。濃い色の服ほど、白や明るいグレーの背景の上で撮ると、形と質感が出やすくなります。逆に白い服は、真っ白な背景だと輪郭がぼやけるので、薄いグレーやベージュの背景が向いています。
照明の黄色い光とフラッシュは避ける
夜に部屋の照明の下で撮ると、黄色っぽく写り、実際の色と違って見えます。
フラッシュは、生地がテカって見えたり、影が強く出たりするので使いません。
色の違いは「思っていた色と違う」というトラブルの原因になるため、できるだけ自然光で撮ります。
置き方と構図の基本
- 平置きはしわを伸ばして形を整える
- ハンガー掛けで立体感を出す
- 真上か正面から、枠いっぱいに撮る
平置きはしわを伸ばして形を整える
床やテーブルに服を平らに置いて撮る「平置き」は、手軽で全体の形が分かりやすい方法です。
しわを手で伸ばし、袖や裾をまっすぐに整えてから撮ります。
トップスは袖を少し内側に折ると、全体がまとまって見えます。
ハンガー掛けで立体感を出す
シャツやジャケット、ワンピースは、ハンガーにかけて壁の前で撮ると、着たときの形が想像しやすくなります。
細いハンガーより、肩の形に合ったハンガーのほうが、型崩れせずきれいに見えます。
壁にフックがあれば、服の高さを目線に合わせて撮ると、ゆがみが少なくなります。
真上か正面から、枠いっぱいに撮る
平置きは真上から、ハンガー掛けは正面から撮ると、形がゆがみません。
斜めから撮ると、服が台形にゆがんで、サイズ感が分かりにくくなります。
メルカリの一覧では写真が正方形で表示されるので、服が枠いっぱいに収まるように撮ると、小さく表示されても見やすくなります。
スマホのカメラに正方形で撮る設定があれば、それを使うと、撮った写真と一覧の見え方がそろいます。縦長で撮る場合は、服を中央に置き、上下に少し余白を残しておくと、正方形に切り取られても服が欠けません。
撮る順番と枚数
- 1枚目に全体、2枚目に後ろ
- タグ(ブランド・サイズ)と素材表示
- 生地のアップと、傷や汚れの部分
1枚目に全体、2枚目に後ろ
1枚目は、服の全体がはっきり分かる写真にします。
一覧に表示されるのは1枚目だけなので、もっともきれいに撮れた全体写真を選びます。出品画面で最初に並ぶ写真が1枚目になるので、選ぶ順番に気をつけます。
2枚目は後ろ姿です。背中のデザインやロゴ、フードの形などが分かります。
タグ(ブランド・サイズ)と素材表示
3枚目以降で、ブランドとサイズのタグ、洗濯表示と素材表示のタグを撮ります。
ブランドのタグは、本物かどうかを確認したい買い手が必ず見る部分です。
素材表示は、ウールなのか化学繊維なのかで価値が変わる服もあるので、文字が読めるように近づいて撮ります。
生地のアップと、傷や汚れの部分
生地の質感が分かるアップの写真があると、ニットの編み目やデニムの色落ちなど、全体写真では伝わらない情報が伝わります。
傷や汚れ、毛玉がある場合は、その部分を近くから撮り、説明文にも「〇枚目の写真の部分」と書いておきます。
傷を隠して売ると、購入後のトラブルや評価の低下につながるので、正直に見せるほうが結果的に得です。どの程度の汚れなら売れるかは、シミや汚れのある古着の記事で説明しています。
メルカリでは、1つの出品に写真を最大20枚まで登録できます。服の場合、ここまでの順番で撮っていくと、8〜10枚前後で必要な情報がそろうことが多いです。
枚数を増やすこと自体が目的ではありません。同じような角度の写真を何枚も並べるより、買う人が知りたい情報を1枚ずつ足していくと考えると、迷わずに済みます。
スマホでできる仕上げの工夫
- 明るさだけ少し調整する
- 色を変える加工やフィルターは使わない
- レンズを拭き、手ぶれを防ぐ
明るさだけ少し調整する
撮った写真が暗いときは、スマホの編集機能で明るさを少しだけ上げます。
明るい写真は、一覧で目に留まりやすくなります。
ただし、白い服を明るくしすぎると、生地の質感が飛んでしまうので、少しずつ調整します。
色を変える加工やフィルターは使わない
色味を変えるフィルターや、肌をきれいに見せる加工は使いません。
実物と色が違うと、届いたときに「写真と違う」と言われ、返品や低い評価の原因になります。
写真は「きれいに見せる」より「正しく伝える」ことを優先します。
背景を消して白くするアプリもありますが、服の端まで消えたり、色が変わったりすることがあります。使うときは、元の写真と見比べて、形や色が変わっていないかを確認してください。
また、ほかの出品者が撮った写真や、ブランドの公式サイトの画像を無断で使うのはやめましょう。著作権の侵害になるおそれがあるうえ、実物の状態が伝わらないため、トラブルの原因になります。写真は、必ず自分の手元にある実物を撮ります。
レンズを拭き、手ぶれを防ぐ
スマホのレンズに指紋がついていると、写真全体がぼやけます。撮る前に柔らかい布で拭くだけで、写りがはっきりします。
手ぶれを防ぐには、両手でしっかり持ち、脇をしめて撮ります。
真上から撮るときは、椅子の上に立つなど、安全に気をつけて高さを確保します。
撮り方による印象の比較
| 項目 | 売れやすい撮り方 | 売れにくい撮り方 |
|---|---|---|
| 光 | 昼間の窓際の自然光 | 夜の照明・フラッシュ |
| 背景 | 白・グレーの無地 | 柄の床・生活感のある部屋 |
| 置き方 | しわを伸ばして整える | しわだらけ・くしゃくしゃ |
| 角度 | 真上・正面 | 斜め(形がゆがむ) |
| 加工 | 明るさの調整のみ | 色を変えるフィルター |
ユイ夜しか時間がないんですけど、照明の下で撮ってもいいですか?
ケイできれば昼間がいいけど、夜なら白っぽい光の照明の下で、フラッシュなしで撮ろう。色が実物と違わないか、撮ったあとに見比べてね。
ユイ傷がある部分も撮らないといけませんか?
ケイ撮っておくほうが安心だよ。隠して売ると、届いたあとにトラブルになりやすい。正直に見せたほうが、評価も守れるんだ。
よくある質問
服の写真は平置きとハンガー掛けのどちらがいいですか?
どちらでもかまいません。
Tシャツやニットは平置き、シャツやジャケットやワンピースはハンガー掛けが、形が分かりやすくなります。
1枚目の写真はどれにすればいいですか?
しわを伸ばした全体の写真を、枠いっぱいに撮ったものです。
一覧では1枚目だけが表示されるので、一番きれいに撮れたものを選んでください。
着用写真は載せたほうがいいですか?
着たときのイメージが伝わる利点はありますが、顔や部屋が写り込まないように注意が必要です。
無理に載せなくても、実寸があれば十分伝わります。測り方は服の採寸のしかたの記事を参考にしてください。
加工アプリで色を補正してもいいですか?
明るさの調整程度にとどめ、色を変える加工は避けてください。
実物と色が違うと、返品や低い評価の原因になります。
ほかの人の写真や公式の画像を使ってもいいですか?
使わないでください。
著作権の侵害になるおそれがあり、実物の状態も伝わりません。自分の手元の実物を撮ってください。
写真は何枚載せればいいですか?
最大20枚まで登録できますが、服なら8〜10枚前後で必要な情報がそろうことが多いです。
数日反応がないときは、1枚目を明るく撮り直すだけで、閲覧数が増えることがあります。
まとめ:次の一手
メルカリの服の写真は、昼間の自然光の下、無地の背景で、しわを伸ばして真上か正面から撮るのが基本です。
撮る順番は、全体、後ろ、タグ、素材表示、生地のアップ、傷や汚れの部分で、枚数は8〜10枚前後が目安です。加工は明るさの調整にとどめ、ほかの人の写真は使いません。
次の一手は、窓際に白い布を敷いて、出品中の服の1枚目を撮り直すことです。
1点ずつ撮影して出品する手間が負担に感じる服は、買取にまとめて出す方法もあります。どちらが向いているかは、メルカリと買取の比較の記事で、手取りと手間の両面から比べています。
出品全体のコツは、メルカリで服を売るコツの記事で確認してください。
