古着・ブランド品・不用品を、高く手間なく売るためのノート

着物・骨董・食器公開 2026.10.15更新 2026.10.15

値段がつかない着物の特徴と、処分の方法

値段がつかない着物の特徴と、処分の方法

※本記事には、アフィリエイトリンク(PR)を含みます。

着物を買取に出したら、「こちらはお値段がつきません」と言われてしまった。

大切にしてきた着物に値段がつかないのは残念ですが、着物の買取では、値段がつかないものが多いのも事実です。

この記事では、値段がつかない着物の特徴と、値段がつかなかった着物の手放し方、処分する前に確認したいことを説明します。

筆者は古物商許可を取り、古着の仕入れと販売を日常的に行っています。古着としての着物の値付けの考え方をもとに書きます。内容は2026年10月15日時点で確認しています。

記事のポイント
  • 値段がつかない着物は、ポリエステルやウールの着物、シミ・カビ・虫食いが多い着物、喪服や家紋入りの留袖、寸法がかなり小さい着物など。中古で着る人がいないと判断されると0円になる
  • 値段がつかなくても、業者の無料引き取り、リメイク、寄付、知人に譲る、という手放し方がある。どうしても使い道がなければ、自治体のルールに従って処分する
  • 処分する前に、帯や和装小物、証紙のある着物が混ざっていないかを確認する。着物は0円でも、帯や小物には値段がつくことがある

値段がつかない着物の特徴

値段がつかない着物の特徴を、ポリエステルやウールの着物・シミやカビや虫食いが多い着物・喪服や寸法が小さい着物の3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  • ポリエステル・ウールの着物
  • シミ・カビ・虫食いが多い着物
  • 喪服・家紋入り・寸法が小さい着物

ポリエステル・ウールの着物

ポリエステルやウールの着物は、正絹の着物に比べて中古での需要が少なく、値段がつかないことが多いです。

ポリエステルの着物は、新品でも比較的手ごろに買えるため、中古で買う人が少ないのが理由です。

ウールの着物も、普段着として昔は多く作られましたが、今は着る人が少なく、中古の需要は限られています。どちらも、素材が理由の場合は、業者を変えても結果が変わらないことが多いです。

シミ・カビ・虫食いが多い着物

シミ、カビ、虫食い、黄ばみが多い着物は、手入れに費用がかかり、完全に直らないこともあるため、値段がつかないことがあります。

特に、着物全体に広がったカビや、目立つ場所の大きなシミは、査定で厳しく見られます。

喪服・家紋入り・寸法が小さい着物

喪服は、家紋が入っていて、ほかの家の人が着にくいため、需要が少なく、値段がつかないことが多い着物です。

家紋入りの黒留袖や色留袖も、同じ理由で評価が低くなりがちです。

寸法(身丈や裄)がかなり小さい着物も、着られる人が限られるため、値段がつかないことがあります。喪服の扱いは、喪服の着物の買取の記事で詳しく説明しています。

値段がつかなかった理由を確かめる

値段がつかなかった理由を確かめる方法を、査定員に理由を聞く・業者の得意分野と合っていたか・別の業者でも査定を受けるの3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  • 査定員に理由を聞く
  • 業者の得意分野と合っていたか
  • 価値がありそうなら別の業者でも

査定員に理由を聞く

値段がつかなかったときは、査定員に理由を聞きます。

「素材がポリエステル」「カビが広がっている」「家紋入りで需要が少ない」など、具体的な理由が分かれば、ほかの業者でも同じ結果になりそうかを判断できます。

業者の得意分野と合っていたか

一般のリサイクル店では、着物の価値を見分けられず、まとめて値段がつかないと判断されることがあります。

着物に強い業者に出していなかった場合は、別の業者で評価が変わることがあります。業者の比べ方は、着物買取の選び方の記事にまとめています。

価値がありそうなら別の業者でも

証紙がある、正絹で状態がよい、作家物らしい、など価値がありそうな着物に値段がつかなかった場合は、着物に強い別の業者でも査定を受けてみます。

ただし、素材や状態が理由の場合は、どの業者でも結果が変わらないことが多いです。

値段がつかない着物の手放し方

値段がつかない着物の手放し方を、業者の無料引き取り・リメイクして使う・寄付や知人に譲るの3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  • 業者に無料で引き取ってもらう
  • リメイクして使う
  • 寄付する・知人に譲る

業者に無料で引き取ってもらう

着物の買取業者の中には、値段がつかなかった着物を、無料で引き取ってくれるところがあります。

引き取った着物は、海外への輸出や、リメイクの素材などとして活用されることがあります。

持ち帰る手間がなく、捨てるのに抵抗がある人にも向いている方法です。

宅配買取では、値段がつかなかった着物を無料で引き取るか、返送するかを、申し込みのときに選べることがあります。返送料がかかる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

リメイクして使う

着物の生地は、洋服、バッグ、ポーチ、小物などにリメイクできます。

自分でリメイクするほか、着物のリメイクを請け負う店に頼む方法もあります。

思い出のある着物は、一部を小物にして手元に残すと、気持ちの整理もしやすくなります。

寄付する・知人に譲る

着物を必要としている団体(着付け教室、海外支援の団体など)に寄付する方法もあります。

受け付ける着物の種類や、送料の負担は団体ごとに違うので、事前に確認します。団体によっては、送料とは別に活動のための費用を求めることもあるので、案内をよく読んでから送ります。

着物を着る知人がいれば、譲るのも一つの方法です。

地域の譲り合いの掲示板や、フリマアプリで「まとめて0円に近い値段」で出す人もいますが、送料や手間がかかります。手間をかけたくない場合は、業者の無料引き取りがもっとも簡単です。

処分する前に確認したいこと

着物を処分する前に確認したいことを、帯や和装小物が混ざっていないか・証紙のある着物が混ざっていないか・自治体の出し方のルールの3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  • 帯・和装小物が混ざっていないか
  • 証紙のある着物が混ざっていないか
  • 自治体の出し方のルール

帯・和装小物が混ざっていないか

着物には値段がつかなくても、帯、帯締め、帯揚げ、かんざしなどの和装小物には値段がつくことがあります。

処分する前に、着物と一緒にしまってあった小物を分けて、査定に出してみます。小物の売り方は、帯や和装小物の買取の記事で説明しています。

証紙のある着物が混ざっていないか

まとめて処分しようとしている着物の中に、証紙がついた着物や、作家物が混ざっていないかを確認します。

たとう紙の中や、着物の端の落款を、もう一度見ておきます。証紙の見分け方は、着物の証紙とはの記事で説明しています。

自治体の出し方のルール

どうしても使い道がない着物は、自治体のルールに従って処分します。

古布として資源回収に出せる自治体もありますが、着物の扱い(回収の対象か、燃えるごみか)は自治体ごとに違います。

お住まいの地域の出し方のルールを確認してください。

古布の回収に出す場合は、洗濯済みであること、ひもで縛るか袋に入れること、雨の日は出さないことなどが決められていることが多いです。カビや汚れのひどいものは、回収の対象外になることもあります。一度に大量に出すと収集されない地域もあるので、何回かに分けるか、自治体の案内を確認しておきます。

着物だけでなく、服全般を売るか捨てるかで迷うときは、古着を売るか捨てるかの記事の判断基準も参考になります。

値段がつかない着物の手放し方の比較

手放し方 手間 お金 向いている着物
業者の無料引き取り 小 入らない 買取に出した着物全般
リメイク 大 かかることも 思い出のある着物
寄付 中 送料がかかることも 着られる状態の着物
知人に譲る 小〜中 入らない 着る人がいる着物
自治体のルールで処分 小 入らない 使い道がない着物
ユイユイ

値段がつかなかった着物、捨てるしかないですか?

ケイケイ

無料で引き取ってくれる業者もあるし、リメイクや寄付、知人に譲る方法もあるよ。捨てる前に、ほかの出口を考えてみよう。

ユイユイ

全部まとめて処分しても大丈夫ですか?

ケイケイ

その前に、帯や小物、証紙のある着物が混ざっていないか確認しよう。着物は0円でも、帯や小物には値段がつくことがあるんだ。

よくある質問

どんな着物が値段がつかないのですか?

ポリエステルやウールの着物、シミやカビが多い着物、喪服や家紋入りの留袖、寸法がかなり小さい着物などです。

値段がつかなかった着物は引き取ってもらえますか?

無料で引き取ってくれる業者もあります。

申し込み前に確認してください。

着物を寄付できるところはありますか?

着付け教室や海外支援の団体などで受け付けていることがあります。

受け付ける種類や送料は団体ごとに違います。

着物の捨て方を教えてください。

自治体のルールに従って、古布の資源回収か、燃えるごみなどとして出します。

回収の対象か、袋の種類、雨の日の扱いは自治体ごとに違うので確認してください。

帯だけでも売れますか?

正絹で状態がよく、人気の柄や産地のものなら売れることがあります。

別の業者なら値段がつくことはありますか?

着物に強い業者に出していなかった場合は、変わることがあります。

素材や状態が理由の場合は、変わらないことが多いです。

まとめ:次の一手

値段がつかない着物は、ポリエステルやウールの着物、シミやカビが多い着物、喪服や家紋入りの留袖、寸法がかなり小さい着物などです。

値段がつかなくても、業者の無料引き取り、リメイク、寄付、知人に譲るなどの手放し方があり、処分する前には、帯や和装小物、証紙のある着物が混ざっていないかを確認します。

次の一手は、処分予定の着物から、帯や小物、証紙のあるものを分けておくことです。

着物の買取が安くなる理由は、着物の買取が安い理由の記事で確認してください。