引越しが決まり、荷物を減らしたい。新しい部屋に合わない家具や、買い替える家電がある。
引越しの不用品は、捨てるより売ったほうが、荷物を減らしながら、少しでもお金に換えられます。ただ、引越しの準備は時間との勝負で、直前になって慌てることも多いものです。
この記事では、引越しの不用品を買取で減らす手順と時期を、仕分けのしかた、売り先の使い分け、家電リサイクル法の対象の品物、直前に困らないための注意点の順に説明します。
筆者は古物商許可を取り、古着を中心に古物の売買を日常的に行っています。家電リサイクル法の仕組みは、経済産業省などの公的な解説をもとに、2026年10月15日時点で確認しています。
- 引越しの不用品は、売れば荷物が減り、引越しの費用と処分の費用も抑えられる。早めに始めるほど、売り先を選べて、高く売れやすい
- 手順は、①引越しの1か月以上前に品物を仕分ける、②価値がありそうな品物は専門店へ、③箱に入る品物は宅配買取へ、④大きな家具・家電は出張買取へ、⑤値段がつかない品物は処分の手配をする
- エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象で、粗大ごみに出せない。大型の家電は引越しの直前まで使うことが多いので、運び出しの日程を早めに調整する
引越しの不用品を売るメリット
- 荷物が減り、引越しの費用を抑えられる
- 処分の費用がかからない
- 少しでもお金に換えられる
荷物が減り、引越しの費用を抑えられる
引越しの費用は、運ぶ荷物の量で変わることが多いです。
不用品を売って荷物を減らせば、小さなトラックで済んだり、作業の時間が短くなったりして、引越しの費用を抑えられることがあります。
処分の費用がかからない
不用品を捨てるときには、粗大ごみの手数料や、家電リサイクル法のリサイクル料金がかかることがあります。
売れば、こうした処分の費用がかかりません。
少しでもお金に換えられる
引越しは、新しい家具や家電の購入など、何かとお金がかかります。
不用品を売ったお金を、新生活の費用の一部に充てられます。
引越しまでの手順と時期
- 1か月以上前に品物を仕分ける
- 価値がありそうな品物・箱に入る品物を先に売る
- 大きな家具・家電は出張の日程を早めに
1か月以上前に品物を仕分ける
引越しが決まったら、なるべく早く、遅くとも1か月以上前には、品物の仕分けを始めます。
「新居に持って行く」「売る」「譲る」「処分する」の4つに分けていきます。
早めに始めると、売り先をじっくり選べて、高く売れやすくなります。
買い替えるか持って行くかで迷う家具や家電は、新居の寸法を測ってから決めます。冷蔵庫の置き場の幅や、洗濯機の置き場の大きさ、搬入の経路によっては、今の家具や家電が入らないことがあります。迷う品物の考え方は、不用品は売るか捨てるかの記事で説明しています。
価値がありそうな品物・箱に入る品物を先に売る
ブランド品、貴金属、着物、時計、カメラなど、価値がありそうな品物は、ジャンル専門の買取店に、早めに出します。
服、本、CD、ゲームなど、箱に入る品物は、宅配買取で先に送っておくと、引越しの荷物が減ります。
宅配買取は、査定と入金に1週間前後かかるので、引越しの直前ではなく、早めに送ります。流れは、宅配買取とはの記事で説明しています。
大きな家具・家電は出張の日程を早めに
冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ソファなどの大きな家具や家電は、出張買取が向いています。
ただし、冷蔵庫や洗濯機は、引越しの直前まで使うことが多いので、運び出しの日程を、引越しの日に合わせて調整する必要があります。
引越しのシーズン(春など)は、出張買取の予約が混み合うことがあるので、早めに申し込みます。冷蔵庫と洗濯機の準備は、冷蔵庫の出張買取の記事と洗濯機の買取の記事で説明しています。
引越し業者の中には、不用品の買取や引き取りをオプションで行っているところもあります。引越しと同じ日に運び出してもらえるのが便利ですが、金額や費用は、出張買取の業者と比べてから決めます。
品物ごとの売り先の使い分け
- 価値がありそうな品物:ジャンル専門店
- 箱に入る品物:宅配買取
- 大きな家具・家電:出張買取
価値がありそうな品物:ジャンル専門店
価値がありそうな品物は、総合的なリサイクルショップや、片付けの業者にまとめて出すと、安く扱われることがあります。
ジャンル専門の買取店に分けて出すと、価値を正しく評価してもらいやすくなります。
箱に入る品物:宅配買取
服、本、CD、ゲーム、小物などは、宅配買取で、引越しの荷造りのついでに箱に詰めて送れます。
引越し用の段ボールを使って送れるサービスもあります。
大きな家具・家電:出張買取
大きな家具や家電は、出張買取で、業者に運び出してもらいます。
家電は、製造からの年数が重視されるので、ラベルで製造年を確認しておきます。
出張買取では、服や本などの小物も一緒に買い取ってもらえることがあるので、まとめて相談してみます。
注意したいのが、クーリング・オフの扱いです。消費者庁の解説では、引越しなどで住まいから退去するときに、売る人のほうから取引を持ちかけた出張買取は、クーリング・オフなどの規制が適用されない取引として挙げられています。その場で売ると取り消せないことがあるので、金額と費用に納得してから売ります。くわしくは、出張買取のクーリング・オフの記事で説明しています。
家電リサイクル法の品物と、直前に困らないための注意点
- 4品目は粗大ごみに出せない
- 値段がつかない場合の処分を早めに手配
- 粗大ごみの収集日を確認する
4品目は粗大ごみに出せない
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、家電リサイクル法の対象で、粗大ごみとして捨てることはできません。
売れない場合は、買い替えの店や、購入した店に引き取りを頼むか、指定の引取場所に持ち込み、リサイクル料金を払って処分します。
エアコンは、取り外しの工事が必要なので、売る場合も処分する場合も、早めに手配します。
値段がつかない場合の処分を早めに手配
出張買取で値段がつかなかった場合に、引き取ってもらえるか、費用がかかるかを、申し込みのときに確認しておきます。
値段がつかない品物の処分の方法を、早めに決めておくと、引越しの直前に困りません。
粗大ごみの収集日を確認する
粗大ごみは、事前の申し込みが必要で、収集日が決まっていることが多いです。
引越しのシーズンは、申し込みが混み合い、希望の日に出せないこともあるので、早めに申し込みます。
引越しのあとに売る場合は、本人確認書類の住所に注意します。運転免許証などの住所が古いままだと、使えないことがあります。住所の変更を済ませてから売るか、引越しの前に売り終えておくと安心です。使える書類は、買取の本人確認の記事で確認できます。
引越しの不用品を減らすスケジュールの目安
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1か月以上前 | 品物を「持って行く・売る・譲る・処分」に仕分ける |
| 3〜4週間前 | 価値がありそうな品物を専門店へ・箱に入る品物を宅配買取へ |
| 2〜3週間前 | 出張買取と粗大ごみの申し込み・エアコンの取り外しの手配 |
| 引越しの直前 | 冷蔵庫・洗濯機などの運び出し |
ユイ引越しまで3週間しかないんですけど、間に合いますか?
ケイ今すぐ仕分けを始めれば大丈夫だよ。箱に入る品物は宅配買取に先に送って、大きな家具や家電は出張買取の日程を早めに決めよう。
ユイ冷蔵庫はいつ売ればいいですか?
ケイ引越しの直前まで使うことが多いから、運び出しの日を引越しの日に合わせて調整してもらおう。春は混み合うから、早めに予約してね。
よくある質問
引越しの不用品はいつから売り始めればいいですか?
なるべく早く、遅くとも1か月以上前から仕分けを始めるのがおすすめです。
引越しのときの出張買取にクーリング・オフはありますか?
住まいから退去するときに、自分から取引を持ちかけた出張買取は、クーリング・オフなどの規制が適用されない取引とされています。
金額と費用に納得してから売ってください。
冷蔵庫や洗濯機はいつ売ればいいですか?
引越しの直前まで使うことが多いので、運び出しの日程を引越しの日に合わせて調整します。
売れない家電はどう処分すればいいですか?
エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機は家電リサイクル法の対象で、リサイクル料金を払って処分します。
宅配買取は引越しの直前でも使えますか?
査定と入金に1週間前後かかるので、早めに送るのがおすすめです。
引越し業者に不用品の買取を頼めますか?
オプションで買取や引き取りを行っている引越し業者もあります。
引越しのシーズンは予約が混み合うので、出張買取の業者と比べながら、早めに申し込んでください。
まとめ:次の一手
引越しの不用品は、売れば荷物が減り、引越しの費用と処分の費用も抑えられます。手順は、1か月以上前に仕分けを始め、価値がありそうな品物は専門店、箱に入る品物は宅配買取、大きな家具や家電は出張買取に分けて売ることです。
エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機は家電リサイクル法の対象なので、値段がつかない場合の処分を早めに手配し、粗大ごみの収集日も確認しておきます。
次の一手は、家の品物を「持って行く・売る・譲る・処分」の4つに分け始めることです。
出張買取の業者の選び方は、出張買取の選び方の記事で確認してください。
