古着をまとめて売りたいけれど、店まで運ぶのは大変。
そんなときに便利なのが、箱に詰めて送るだけの宅配買取です。
ただ、宅配買取は顔を合わせずに進むため、送料やキャンセルの条件をよく確認しないと、思ったより手取りが少なかった、ということも起こります。
この記事では、古着の宅配買取の流れ、箱の詰め方と送り方、損しないための注意点を順に説明します。
筆者は古物商許可を取り、古着の仕入れと販売を日常的に行っています。古物の取引で必要な本人確認のルールも含めて書きます。内容は2026年10月15日時点で確認しています。
- 古着の宅配買取は、申し込み→箱詰め→集荷・発送→査定→承認→入金の流れ。店に行かずに済み、量が多くても運ぶ手間がない
- 送る前に確認したいのは、受け付ける服(ノーブランド可か)、送料と箱代、値段がつかない服の扱い(返送か引き取りか)、キャンセル時の返送料、入金までの日数
- 損しないコツは、服をきれいにしてから詰めること、査定結果の内訳を見てから承認すること、ブランド物は得意なサービスに分けて送ること
古着の宅配買取の流れ
- 申し込みと箱詰め
- 集荷・発送
- 査定・承認・入金
申し込みと箱詰め
まず、買取サービスの公式サイトやアプリから申し込みます。
申し込みのときに、送る点数や箱の数、集荷の希望日時、振込先の口座などを入力します。
サービスによっては、無料の段ボールやガムテープ、緩衝材などをまとめた「宅配キット」を送ってくれます。キットが届くまで数日かかることがあるので、急ぐ場合は自分で用意した段ボールで送れるかを確認します。
自分で段ボールを用意するときは、服の量に合った大きさを選び、底が抜けないよう十字にテープを貼ります。スーパーなどでもらった箱を使う場合は、食品のにおいや汚れが残っていないかも確認してください。
集荷・発送
指定した日時に配送業者が集荷に来るので、箱を渡します。
コンビニや営業所から発送できるサービスもあります。
送料は「無料」としているサービスが多いですが、一定の点数や金額に満たない場合は自己負担になる、などの条件がついていることがあります。
箱の数に上限があるサービスもあるので、クローゼット一つ分のように量が多いときは、何箱まで無料で送れるかを先に見ておきます。
査定・承認・入金
服が届くと、サービス側で査定が行われ、結果がメールやマイページで届きます。
金額に納得すれば承認し、指定した口座に入金されます。納得できなければ、キャンセルして服を返送してもらうこともできます。
査定結果に関係なく自動で売却が確定する設定のサービスもあるので、申し込みのときに「査定結果を確認してから売るか」を選べるかどうかを確認しておきます。
箱の詰め方と送り方
- たたんで重ね、隙間を埋める
- 付属品やタグを一緒に入れる
- 本人確認書類を用意する
たたんで重ね、隙間を埋める
服はたたんで重ね、箱の中で動かないように詰めます。
隙間があると、輸送中に服が動いてしわや型崩れの原因になります。タオルなど売らない布で埋めるより、売る服でうまく埋めるのがおすすめです。
コートやジャケットは、肩の形が崩れないように、大きめにたたんで上のほうに入れます。
付属品やタグを一緒に入れる
替えボタン、ベルト、フード、新品タグなどの付属品は、服と一緒に入れます。
付属品だけ別の袋に入れる場合は、どの服のものか分かるようにメモを添えると、査定で正しく評価されやすくなります。
靴やスニーカーを一緒に送るときは、服が汚れないよう袋に入れて、箱の底のほうに入れます。
本人確認書類を用意する
古物の買取では、古物営業法で本人確認が義務づけられています。
宅配買取のように顔を合わせない取引では、運転免許証やマイナンバーカードなどの画像と顔の写真を送る、書類のコピーを送ったうえで登録した住所に届く郵便を受け取る、などの方法で確認が行われます。書類のコピーを送るだけでは確認になりません。
方法はサービスごとに違うので、申し込みの画面の案内に従って用意します。使える書類と確認の仕組みは、買取の本人確認の記事で説明しています。
申し込む前に確認したい5つの条件
- 受け付ける服と、送料・箱代の条件
- 値段がつかない服の扱い
- キャンセル時の返送料と入金日数
受け付ける服と、送料・箱代の条件
宅配買取には、ブランド古着だけを受け付けるサービスと、ノーブランドも受け付けるサービスがあります。
対象外の服を送ると、値段がつかないだけでなく、返送料がかかることがあるので、まず受け付ける服を確認します。
ファストファッションの服や子ども服は、受け付けるかどうかがサービスごとに分かれやすい品物です。ノンブランドの服が多い人はノーブランドの服の売り先の記事を、子ども服が多い人は子ども服の売り方の記事も参考にしてください。
送料と段ボールの無料条件(何点以上、何箱まで)も見ておきます。
値段がつかない服の扱い
値段がつかなかった服を、無料で引き取ってくれるのか、返送されるのか(その場合の送料は誰が払うのか)は、サービスによって違います。
ノーブランドを多く含む場合は、引き取ってくれるサービスを選ぶと、返送の手間と費用がかかりません。
キャンセル時の返送料と入金日数
査定額に納得できずにキャンセルするとき、返送料が無料か自己負担かは大事な条件です。
自己負担だと、数着の服を返してもらうのに、査定額より高い送料がかかることもあります。
入金までの日数(承認後すぐ、数営業日後など)も、急いでいる人は確認しておきます。
口コミを見るときは、査定額の高い・安いより、「返送の対応」「入金の早さ」「問い合わせへの返事」など、手続きについての声を参考にすると、自分の条件に合うかを判断しやすくなります。
宅配買取で損しないコツ
- きれいにしてから詰める
- 内訳を見てから承認する
- ブランド物は得意なサービスに分ける
きれいにしてから詰める
宅配買取では、店頭のように査定員と話して状態を説明することができません。
洗濯してにおいを取り、毛玉やほこりを取っておくと、届いた時点の印象がよくなり、減額を防げます。
詰める前には、ポケットの中を必ず確認します。レシートや小銭、鍵などが入ったまま送ってしまうと、戻ってこないことがあります。防虫剤のにおいが強い服は、数日風に当ててから詰めると、においによる減額を防げます。
内訳を見てから承認する
査定結果は、合計額だけでなく、1点ごとの金額を確認します。
多くのサービスでは内訳を見られるので、どの服にいくらついたのかを確認してから承認すると、相場とずれていないかを判断できます。送る前に、ブランド物だけでも古着の買取相場の調べ方で目安を見ておくと、判断が楽になります。
一部の服だけキャンセルして返送してもらえるかどうかも、サービスによって違います。
ブランド物は得意なサービスに分ける
ブランド物とノーブランドを同じ箱に入れると、全体が量で扱われることがあります。
ブランド物は、そのブランドの買取に強いサービスに分けて送ると、値段がつきやすくなります。
たとえば、デザイナーズブランドの服はブランド古着に強いサービスへ、ノンブランドの服はまとめて引き取ってくれるサービスへ、と2箱に分けるだけで、手取りと返送の手間の両方が改善することがあります。
古着の宅配買取と店頭買取の比較
| 項目 | 宅配買取 | 店頭買取 |
|---|---|---|
| 運ぶ手間 | なし(集荷) | 店まで運ぶ |
| 現金化 | 数日〜1週間程度 | その日 |
| 査定の説明 | メール・マイページ | 対面で聞ける |
| キャンセル | 返送料の条件を確認 | その場で持ち帰れる |
| 向いている人 | 量が多い・店が遠い | 少量・すぐ現金が欲しい |
ユイ宅配買取って、送ったら勝手に売られちゃいませんか?
ケイ多くのサービスは、査定結果を見てから承認する流れだよ。ただ、自動で確定する設定もあるから、申し込みのときに必ず確認しよう。
ユイキャンセルしたらお金はかかりますか?
ケイ返送料が無料のサービスと、自己負担のサービスがあるんだ。数着のために高い送料を払うことにならないよう、そこは先に見ておくのがいいね。
よくある質問
古着の宅配買取は何点から送れますか?
サービスによって違います。
1点から受け付けるところもありますが、送料無料には「〇点以上」などの条件がついていることが多いです。
宅配キットがなくてもダンボールで送れますか?
多くのサービスで、自分で用意した段ボールで送れます。
無料の宅配キットを選べるサービスもあるので、申し込みのときに確認してください。
ノーブランドの服も宅配買取に送れますか?
受け付けるサービスと、受け付けないサービスがあります。
申し込み前に、対象の服と、値段がつかない服の扱いを確認してください。
本人確認書類はなぜ必要ですか?
古物営業法で、古物の買取に本人確認が義務づけられているためです。
宅配買取では、書類の画像と顔の写真を送る方法や、登録した住所に届く郵便を受け取る方法などで確認します。
査定額に納得できないときはどうなりますか?
キャンセルすると服が返送されます。
返送料が無料か自己負担かはサービスごとに違うので、事前に確認してください。
宅配回収と宅配買取は何が違いますか?
宅配買取は服を査定してお金を払うサービス、宅配回収は服を引き取るだけのサービスです。
宅配回収は、送料が自己負担になったり、回収料金がかかったりすることもあるので、条件を確認してください。
まとめ:次の一手
古着の宅配買取は、申し込み、箱詰め、集荷、査定、承認、入金の流れで進み、店に行かずに大量の服を売れます。
申し込む前に、受け付ける服、送料と箱代、値段がつかない服の扱い、キャンセル時の返送料、入金日数の5つを確認すると、思わぬ出費を防げます。服が届いてから査定に数日、承認後の入金に数日かかり、全体で1週間前後が目安です。
次の一手は、送りたい服をブランド物とそれ以外に分け、それぞれを受け付けるサービスの条件を確認することです。
宅配買取そのものの仕組みは、宅配買取とはの記事で確認してください。
