引越しや買い替えで、家電を手放したい。
家電を売るときに必ず聞かれるのが、「何年製ですか」という質問です。家電の買取では、製造からの年数が、値段がつくかどうかを大きく左右します。
この記事では、家電の買取は何年までかを、年式が重視される理由、家電の種類ごとの考え方、製造年の確認方法から説明し、年式が古い家電の売り方と処分のしかたもまとめます。
筆者は古物商許可を取り、古着を中心に古物の売買を日常的に行っています。家電リサイクル法の仕組みは、経済産業省などの公的な解説をもとに、2026年10月15日時点で確認しています。
- 家電の買取では、製造からの年数(年式)がもっとも重視される。店によって「製造から何年以内」という条件を設けていて、それより古いと買い取らないことがある
- 年式の条件は、家電の種類や店によって違う。製造年は、本体に貼られたラベル(銘板)で確認でき、申し込みのときにメーカー・型番・製造年を伝えると話が早い
- 年式が古い家電でも、人気の製品やまだ新しく見えるものは査定を受ける価値がある。値段がつかないエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は、家電リサイクル法にもとづいて処分する
家電の買取で年式が重視される理由
- 古いほど故障しやすい
- 部品の保有期間が過ぎると修理しにくい
- 省エネ性能や機能が古くなる
古いほど故障しやすい
家電は、使う年数が長くなるほど、部品が劣化し、故障しやすくなります。
中古の家電を買う人は、買ったあとも長く使いたいと考えるので、製造から年数が浅いものを好みます。
そのため、買取店は、年式を見て、売れる見込みと故障のリスクを判断します。
年式だけでなく、使っていた環境も見られます。たばこの煙や油汚れが多い場所で使っていた家電は、内部まで汚れていることがあり、評価が下がることがあります。
部品の保有期間が過ぎると修理しにくい
メーカーは、製品の製造をやめたあとも、修理に必要な部品を一定の期間保有しています。
この期間が過ぎると、故障したときに修理ができないことがあります。
古い家電は、修理できなくなるリスクがあるため、評価が下がります。
省エネ性能や機能が古くなる
冷蔵庫やエアコンなどは、新しい製品ほど省エネ性能が高くなっていることが多いです。
古い家電は、電気代が高くつくことがあり、機能も古くなっているため、中古での需要が下がります。
家電の種類ごとの年式の考え方
- 冷蔵庫・洗濯機:年式の条件がある店が多い
- テレビ:年式・サイズ・機能
- 小型家電:人気の製品なら評価されることも
冷蔵庫・洗濯機:年式の条件がある店が多い
冷蔵庫や洗濯機などの大型の家電は、買取店が「製造から何年以内」という条件を設けていることがよくあります。
条件は店によって違うので、売る前に、候補の店の買取の条件を確認します。
条件より古い場合は、買取ではなく、引き取りや処分を考えることになります。
たとえば、大手のリサイクル店の中には、生活家電は製造から11年以上たったものを買い取らないとし、暖房器具はさらに短い年数を基準にしているところがあります(2026年10月時点の公開の案内)。一方で、オーディオや電子レンジ、炊飯器など、年数がたっていても買い取る品目を決めている店もあります。家電ではおおむね「製造から10年以内」が一つの目安になりますが、店と品目で違うので、候補の店の案内を確認します。
テレビ:年式・サイズ・機能
テレビは、年式に加えて、画面のサイズや、機能(高画質の表示、インターネットにつなぐ機能など)で評価が変わります。
年式が新しい大きなテレビは、評価されやすい傾向があります。テレビの売り方は、テレビの買取の記事で説明しています。
小型家電:人気の製品なら評価されることも
掃除機、電子レンジ、炊飯器、美容家電、調理家電などの小型家電も、年式が重視されます。
ただし、人気のメーカーの製品や、高価格帯の製品は、少し年数がたっていても値段がつくことがあります。
未使用品や、箱つきのものは、評価が上がりやすくなります。
製造年の確認方法
- 本体に貼られたラベルを見る
- 取扱説明書や保証書を確認する
- メーカー・型番・製造年を伝える
本体に貼られたラベルを見る
家電の製造年は、本体に貼られたラベル(銘板)に書かれていることが多いです。
冷蔵庫は側面や扉の内側、洗濯機は本体の側面や後ろ、テレビは背面、エアコンは室内機の側面や下などにあります。
ラベルには、メーカー名、型番、製造年などが記載されています。
製造年は「2020年製」のように書かれていることが多いですが、型番の一部や、製造番号の近くに小さく書かれていることもあります。分からない場合は、型番で検索すると、発売の時期を調べられることがあります。
取扱説明書や保証書を確認する
ラベルが見つからない場合は、取扱説明書や保証書、購入時のレシートで、購入した時期を確認します。
購入した時期から、おおよその製造年が分かります。
メーカー・型番・製造年を伝える
買取を申し込むときに、メーカー、型番、製造年を伝えると、事前に買取できるかや、おおよその査定額を教えてもらえることがあります。
出張買取では、来てもらったのに年式の条件で買い取れなかった、ということを防げます。
電子レンジや掃除機などの小型の家電は、店頭への持ち込みでも売れます。冷蔵庫や洗濯機などの大型の家電は、運び出してもらえる出張買取が向いています。売り方ごとの違いは、出張買取と宅配買取の違いの記事や、リサイクルショップで売るコツの記事で説明しています。
年式が古い家電の売り方と処分
- 人気の製品は査定を受けてみる
- 4品目は家電リサイクル法で処分
- 小型家電は自治体の回収へ
人気の製品は査定を受けてみる
年式が少し古くても、人気のメーカーの製品や、状態がよく新しく見えるものは、査定を受けてみる価値があります。
店によって年式の条件が違うので、ある店で断られても、別の店では買い取ってもらえることがあります。
4品目は家電リサイクル法で処分
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、家電リサイクル法の対象で、粗大ごみとして捨てることはできません。
値段がつかない場合は、買い替えの店や、購入した店に引き取りを頼むか、自分で指定の引取場所に持ち込み、リサイクル料金を払って処分します。
新しい家電に買い替えるときは、家電の販売店に古い4品目の引き取りを頼めます。リサイクル料金と運搬の料金がかかりますが、運び出しの手間がかかりません。売れる可能性がある家電なら、買い替えの前に一度、買取の査定を受けてから決めると損をしにくくなります。洗濯機の準備は、洗濯機の買取の記事で説明しています。
小型家電は自治体の回収へ
値段がつかない小型家電は、自治体の小型家電の回収ボックスや、粗大ごみなど、自治体のルールに従って処分します。
小型家電には、金属などの資源が含まれているため、回収して再利用されます。
家電の種類と年式の考え方
| 家電の種類 | 年式の考え方 | 値段がつかないときの処分 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫・洗濯機 | 年式の条件を設けている店が多い | 家電リサイクル法 |
| エアコン | 年式と取り外しの手間 | 家電リサイクル法 |
| テレビ | 年式・サイズ・機能 | 家電リサイクル法 |
| 小型家電 | 人気の製品は評価されることも | 自治体の回収・粗大ごみ |
ユイ家電って、何年前のものまで売れるんですか?
ケイ家電の種類と店によって違うんだ。「製造から何年以内」という条件を設けている店が多いから、ラベルで製造年を確認して、候補の店の条件を見てみよう。
ユイ古くて売れなかったテレビは、粗大ごみに出せますか?
ケイテレビは家電リサイクル法の対象だから、粗大ごみには出せないよ。店に引き取りを頼むか、指定の引取場所に持ち込んで、リサイクル料金を払って処分しよう。
よくある質問
家電の買取は何年までですか?
家電の種類と店によって違います。
「製造から何年以内」という条件を設けている店があるので、確認してください。
家電の製造年はどこで分かりますか?
本体に貼られたラベル(銘板)で確認できます。
年式が古い家電は売れませんか?
人気の製品や状態のよいものは、値段がつくことがあります。
10年以上前の家電は売れますか?
製造から10年以内を目安にしている店が多く、それより古い家電は買い取らないことがあります。
オーディオや電子レンジなど、年数がたっていても買い取る品目を決めている店もあるので、確認してください。
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は粗大ごみに出せますか?
出せません。
家電リサイクル法の対象なので、買い替えの店に引き取りを頼むなどして、リサイクル料金を払って処分します。
小型家電はどう処分すればいいですか?
自治体の小型家電の回収や、粗大ごみなど、自治体のルールに従って処分します。
まとめ:次の一手
家電の買取では、製造からの年数がもっとも重視され、店によって「製造から何年以内」という条件があります。製造年は本体のラベルで確認し、申し込みのときにメーカー、型番、製造年を伝えると話が早く進みます。
年式が古くても人気の製品は査定を受ける価値があり、値段がつかないエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機は、家電リサイクル法にもとづいて処分します。
次の一手は、売りたい家電のラベルで、メーカー、型番、製造年を確認して書き出すことです。
冷蔵庫の売り方は、冷蔵庫の出張買取の記事で詳しく説明しています。
